FLOSS or DIE?
"FLOSS or DIE?"
これは1998年にアメリカの歯周病予防キャンペーンで使われた言葉です。
直訳すると「デンタルフロスか死か」という意味です。
デンタルフロスをしないと死ぬだなんて大袈裟だ!と思う方もいるかもしれませんが、歯周病は全身の疾患と関係があり、糖尿病、動脈硬化、骨粗鬆症、早産などのリスクが上がると言われています。
日本人のデンタルフロスの使用率は39.2%、欧米では歯磨きとセットで使っていますが、日本ではまだまだ普及していないのが現状です。
ではデンタルフロスとは何か。
合成繊維などを束ねて作った、細い糸状のお掃除道具です。歯磨きでは汚れが落とせない歯と歯の間にデンタルフロスが入り込み、歯垢を取り除くことができます。
デンタルフロスには4つのメリットがあります。
①歯ブラシとの併用で約9割の歯垢を除去!
歯ブラシで落とせる歯垢は5〜6割と言われていて、歯ブラシだけでは歯と歯の間にブラシが届かず、歯垢を落としきれません。
歯ブラシとデンタルフロスを併行することで9割の歯垢を除去できるので、使った方が絶対に良いのです。
②虫歯や歯周病に有効的!
デンタルフロスで丁寧に歯垢を取り除くことによって、歯垢が原因となる虫歯や歯周病の予防に繋がります。
③口臭の予防や改善に繋がる!
食べかすや歯垢は口臭の原因になります。
ふとした時に臭いと感じたり、マスク内にこもった息を嗅いで臭かった場合は、口臭がしているのかもしれません。デンタルフロスをする事により、歯垢が取り除かれ、口臭予防に繋がります。
④虫歯や歯周病、詰め物などの不具合を早期発見できる!
デンタルフロスを使っていて、同じ場所で切れたり、引っかかる時は、歯と歯の間が虫歯になっていたり、詰め物や被せ物に不具合が出ている可能性があります。また、デンタルフロスを使用して歯茎からの出血がある場合は、歯周病の疑いがあります。早期に歯科を受診しましょう。
このようにデンタルフロスを使う事で様々なメリットがあります。
デンタルフロスには様々な種類があるので、ご自身に合ったフロスを探してみて下さいね。
自分で必要な長さの糸を切り取って使う「糸巻きタイプ」、持ち手が付いている「ホルダータイプ」。
人のお口の中はそれぞれ個性があります。当院では、患者さん一人ひとりに合ったデンタルフロスや使い方を歯科衛生士がアドバイス致します。ぜひ効果的に使用して下さいね*\(^o^)/*
横井
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